ゲームプランナーになりたい人に向けたページです
ガジュは20代後半で中小機械メーカーから大手ゲームプランナーに転職しました。その経験や実際に業界内で見聞きした内容を踏まえてゲームプランナーを目指す方にアドバイスしたいと思います
ガジュの転職について
いきなりガジュ語りで申し訳ないですが、最初にガジュの転職方法についてお話しますね
・ ふつうの4年生大学に入学(機械学科)
↓
・ 中小機械メーカーに入社(開発設計職)
↓
・ 専門学校に入学(ゲーム企画課)
↓
・ 大手ゲーム会社に入社(ゲームプランナー職)
こんな感じです
大学卒業時に好きだったタイトルを作ってたゲーム会社に片っ端から応募したのですが全滅でしたね。当時は地方住まいだったので、新幹線や夜行バスで東京のエントリー会場に行ってました
就職に失敗して、ふつうに中小機械メーカーで働いてたのですが「このまま40年くらい働くの?マジで?」とずっとモヤモヤしながら働いてました
モヤモヤ状態で仕事をつづけてた時、たまたま東京支社へ出向中に近くでゲーム専門学校の発表会があって観に行きました。本当にただのヒマつぶしに。しかし、そこで衝撃を受けました!
どれも大した事のない発表だったんです(超しつれい!)
でも、みんな必死で情熱的でアツかった。ずっとモヤモヤくすぶっていた自分の心に火が付きました。ゲーム業界は選ばれし人でなく、一生懸命ゲームをつくる意思がある人が働く業界だと知ったんです
そこからは仕事で学費ためて専門学校に入って、死ぬ気で制作して、無事に大手ゲーム会社に就職することができました
何が言いたかったかといえば「ゲーム会社に入るアツいハート」が大事。これを最初に伝えたかった感じです
ゲーム会社に入るにはアツいハートが大事
ではガジュの精神論は置いといて、次からはゲームプランナーになる具体的な道筋を紹介します
ゲームプランナーになるには
ゲームプランナーになる方法はいくつかあります
ざっとあげると
・専門学校から入社する(難易度:イージー)
・大学で就職活動して入社する(難易度:ノーマル)
・中途採用で入社する(難易度:ハード)
・業界内のコネで入社する(難易度:???)
とかですね
イージーやノーマルといった難易度はガジュの独断と偏見で分けました。とはいえ、実際に社内や業界内で聞いたりした話なので、意外と当たってると思います
それぞれの方法について良い点、悪い点があるので具体的にみていきましょう
専門学校から入社(難易度:イージー)
これはわかりやすいです
ゲームプランナー学科とか企画学科とかに入学してゲーム会社に入る方法。授業をさぼったり、惰性でテキトーな課題制作をしなければだいたい就職できます
また、専門学校がゲーム会社と強いパイプを持っていたり、OB・OGに話が聞けたりするので面接などの対策も有利です
いっぽうで高い学費を払って学ぶ必要があり、大手への就職枠は限られていたりします。(大手は育成コストがかけれるので、専門学校以外からも積極的に採用します)
ちなみに当時20代後半だったガジュは入学前に学生課で「上手くいっても正社員はまず無理だよ?」と言われました。実際、入社してもしばらくは契約社員の扱いでボーナスなしでした。ハハハ、、、
まとめると
【良い点】
・まじめに授業を受ければ就職できる
・ゲーム会社に強いパイプがあり面接で有利
【悪い点】
・学費などお金がかかる
・いきなり正社員は難しい
大学で就職活動して入社(難易度:ノーマル)
いわいる一般の4年生大学から就職活動をして入社する方法です
まず20代後半で大学生な時点でアレですが、ガジュの個人的見解では全然アリです。正直、留年・浪人がザラな世界なので。同期入社に20代後半の大学院生がいました
ゲーム会社に入るにはゲームに関する知識はもちろん、専攻学科や学生時代に取り組んだことの成果が重要になります
ハッカソンやゲームジャムで共同制作したり、何かクリエイティブな成果物があるとよいです。今はUnityやUnrealEngneなど個人開発ツールがあるので触れておくのは大事ですね。下手するとゲーム作りたいのに何で学生時代にゲーム作らなかったの?という質問で死にます
専攻学科での成果や学生時代の取り組みは普通の就活と同じです。自分の個性がアピールできるものがあればよいですね。なければ探しましょう。見つからなければ最悪、ほかの業種に行って専門学校から再挑戦も可能です。ガジュがそうでした
あとガジュの同期のほとんどが有名大学の出身者。さらに大学院修士でした。これ学歴フィルターとかでなく、彼ら・彼女らはゲーム大好きであり、かつ勉学以外にも努力を惜しまないのでアタマひとつ抜けた個性を持っています。就活では強敵です
まぁ、学歴が高いに越したことはないです。ちなみにガジュは地方のふつうの私大出身です
まとめると
【良い点】
・ハッカソンや個人製作で頑張れば就職は可能
・ゲーム会社が全滅しても再挑戦が可能
【悪い点】
・ハッカソン参加や個人製作など自主的な努力が必要
・高学歴という強敵がいる
中途採用で入社(難易度:ハード)
むずかしいです
基本的に中途採用はゲーム業界で経験を積んだ人に限られます。未経験だとまず応募条件を満たさない場合が多いです
例:
ゲーム特化型の求人サイトのSliconStudioAgentをプランナーで検索
上記リンク先にある
+検索条件を変更する > 自由にキーワード
で気になるゲーム会社名を入れて検索するとと募集内容が見れます
ほとんどに「ゲーム開発経験」という単語が含まれます。なので基本はゲーム業界内からの転職に限られます
とはいえ道がないこともないです
レアケースですがガジュの先輩にゲームが好きすぎて入社しちゃった人がいます。年齢はガジュと同じです。(先輩は半年先に入社してた)
とあるタイトルが大好きで全シリーズプレイはもちろん、TASしたり、関連書籍は全読みしたり、ゲーム内のダメージ計算式まで言えるガチ信者レベルでした
くわえて、大手IT社員で基本ビジネススキルはあったので入り込めた感じです。たぶんタイトルの開発人員を募集していたので、ワンチャンあり枠で運よく人事の書類チェックが通ったのだと思います
再現性は低いですが、開発者が舌を巻くほどの知識と大手IT勤務などの属性があればワンチャンあります
他にはプランナー直通でなく品質管理(QA/デバッガー)を経由する方法もあるかもです。社内でもチラホラみかけます
まとめると
【良い点】
・異業種からでもプランナー転職は可能
・基本的なビジネススキルは通用する
【悪い点】
・再現性が低い
・会社の募集状況による運の要素が大きい
業界内のコネで入社(難易度:???)
ないことないですが、完全にツテによると思います
基本的に人事を通してから採用となりますが、ヘッドハンティング的にエライ人から推薦される場合がコレに該当します。人事が念のためチェックして問題なければOKになります
あとは著名人だったりとか
いずれにせよ個人の努力だけで叶わない裏道です。誰かのチカラを借りるパターン
けっきょくのところ就活は人対人。就活というシステムに乗っかっていますが見るべきは人柄です
手前味噌ですが、ガジュも専門時代に就活で手ごたえのあった会社からは面接にいたエライ人から個別に声をかけてもらったりしました。方法はどうあれ欲しい人材なら誘われます
まとめると
【良い点】
・ツテがあれば採用はほぼ確定
【悪い点】
・個人のチカラでどうにもならない
さいごに
ざっとまとめてみました
当てはまった方は参考にしてみてください。当てはまらなかった人はごめんなさい
とりあえず、お金に余裕があるなら難易度イージーな専門学校をお勧めします。理由は再現性が高いから。就職率95%とかの煽り文句は伊達じゃないです
難易度ノーマルな大学からもありです。個人の努力がいっそう求められるので、強い意志がある人におすすめです
難易度ハードの中途採用と難易度???の業界内コネのは基本ないですね。狙ってできるものじゃない。つよつよラッキーマンならいけるかもです
以上です
ちなみにガジョの転職をくわしく知りたい方がいれば、また別途記事にしたいと思います
それでは クリエイティブ イズ パワー! また次の記事で!